今日は...
この前食器用の洗剤を買おうと商品を見ていた時に、
ふと「そういえば洗剤は添加物とかってないのかな」
と思い棚の商品全ての成分表を見てみました
すると全ての商品の成分表の一番最初に「界面活性剤(○%)」の文字が...
そういえば衣類の洗剤にも同じ表記があったなと思い
「洗剤って界面活性剤が必要なんだな」とその時は納得しました
家に帰ってから一応調べてみると、界面活性剤不使用の洗剤もあるとのこと
(↑正確には合成界面活性剤不使用)
そもそも界面活性剤とはなんなのか?この疑問を解決しなければ!!
なんでも「無添加でおっけい」って言ってればいいってもんじゃないですからね
「メリット」、「デメリット」など調べてみました
界面活性剤とは?
洗剤でおなじみの花王のホームページの解説によると
界面活性剤は、界面(物質の境の面)に作用して、性質を変化させる物質の総称です。構造としては、1つの分子の中に、水になじみやすい「親水性」と、油になじみやすい「親油性」の2つの部分を持っています。この構造が、本来、水と油のように混じり合わないものを、混ぜ合わせるのに役に立ち、汚れを落とす洗浄の働きをするのです。代表的なものに石鹸(脂肪酸塩)があります。また、洗剤の他にも、医薬品、化粧品、食品などの成分としても広く使われています。
出典 : https://www.kao.com/jp/qa_cate/clothcleanser_04_02.html
とのこと....なるほど 料理でいうところの乳化かな
水でもあり油でもある性質を利用して「どっちも取り込めちゃうよ、仲間だよあっちに一緒に行こう!」って感じで汚れを落としているんですね
(↑この表現逆にわかりにくいかな?)
このページには他にも界面活性剤によって汚れが落ちる仕組みも書いてありましたので気になる方は読んでみてください
界面活性剤は2種類ある
界面活性剤には
・『天然界面活性剤』
・『合成界面活性剤』
上記2種類があるとのこと
それぞれどう違うのか?
【天然界面活性剤とは】
わかりやすく言うと無添加せっけんのことです
無添加せっけんは天然の油脂に苛性ソーダを加えて作られたものです
脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムとも言うらしいです
【合成界面活性剤とは】
石油を原料とした合成洗剤のことで、複雑な化学合成を経て作られているものとのことです
複雑な化学合成ってなんか聞いただけでよくない感じがしますが実際にはどうなんでしょうか
・人体に悪影響を及ぼす恐れがある!
・海など環境への悪影響もある!
とのことです
合成されている成分にもよるそうなのですが、強い毒性があるものや高い浸透性、残留性があるものがあるので注意が必要です
【危険性が低いものもある!】
成分によっても違うとのことで、昔は毒性が高いものも多かったそうなのですが今はどうなんでしょうか?
実際に僕が使っている合成界面活性剤の成分を調べてみました
商品はミマスクリーンケア株式会社が販売している「緑の魔女 キッチン」と言うものです
成分表は
「成分 / 界面活性剤(20% ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン)、生分解促進剤、安定剤」
となっていました
「ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム」
「ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン」
この成分ですね
どうゆう成分なのでしょう
「ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム」は別名「ラウレス硫酸ナトリウム」とも言うらしく環境、人体への影響もほとんどないとのこと
「ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン」はココナッツオイルを原料にした活性剤であり、人体への影響もほとんどなく安全とのことでした
ただし眼に入ると眼刺激性があるとのこと
ここは注意が必要ですね
とゆうわけで僕が使っている洗剤は比較的安全性が高いものでした(良かったー)
洗浄力の違い
実際に「緑の魔女 キッチン」と新たに購入した、合成界面活性剤不使用のもの使って比較してみました
合成界面活性剤不使用のものはサラヤ株式会社が販売している「arau アラウ」と言う商品です
こちらの成分表は 「成分:純石けん分(30% 脂肪酸カリウム)」でした
ですので完全な天然の界面活性剤ですね
肝心の洗浄力の違いに関しては
「緑の魔女 キッチン(合成界面活性剤)」の方が高かったです
洗い終わった後にはっきりわかる程度で違いを感じました
油汚れが「緑の魔女 キッチン(合成界面活性剤)」は完全に落ちましたが、
「arau アラウ(天然界面活性剤)」では洗い流した後、
「あれ?洗い残したかな?」と思うぐらいに完全には落ちていませんでした
ただ気になったのは油汚れぐらいで、その他の汚れは普通に落ちます
正直洗浄力に関しては合成界面活性剤が圧勝でしたね
実はもう1点気になったところがありまして...
それは...「匂い」です
まぁこれは好みで分かれると思いますが「arau アラウ(天然界面活性剤)」は天然ハーブの香り ラベンダー&スペアミントなのですが香りが思ったより強いので、気になる人は気になるのではないかと思いました
「緑の魔女 キッチン(合成界面活性剤)」は匂いは特に気にならなかったです
結局人それぞれってこと
ただそれぞれに良いとこと気になるところありますので人それぞれではないでしょうか?
僕は油汚れがひどいものは「緑の魔女 キッチン(合成界面活性剤)」
油汚れがひどくないものは「arau アラウ(天然界面活性剤)」
といった感じでうまく使い分けていこうと思います
「arau アラウ」シリーズ展開
ちなみにこの「arau アラウ」はシリーズになっていて他にも衣類用の洗剤、ハンドソープ、歯磨き粉などもあります
衣類用洗剤に関してはこちらも合成界面活性剤不使用になっています
ですのでやっぱり合成界面活性剤を使っているものは気になると言うかたは、この「arau アラウ」で統一してみるのもありですね
やっぱり天然の素材のものは安心して使えますからね
|
|
「天然」と「合成」の見分け方
自分の使っているものが「天然界面活性剤」なのか、「合成界面活性剤」なのか気になりますよね
簡単な見分け方があります
商品の裏面の成分のところに「純石けん分」と書いてあれば「天然界面活性剤」
「界面活性剤」と書いてあればほぼ間違いなく「合成界面活性剤」といえるでしょう
まとめ
・界面活性剤とは水、油両方の性質を持っており汚れを落とす洗浄の働きをするもの
・界面活性剤には「天然界面活性剤」と「合成界面活性剤」がある
・「天然界面活性剤」は人体、環境にとって安全性は高いが、洗浄力は低い
・「合成界面活性剤」は成分によっては人体や環境への危険性があるが、洗浄力は高い
・極力安全なものほ使いたいとゆう人には「天然界面活性剤」が向いている
とゆうわけで界面活性剤について調べてみました
いかがだったでしょうか?
一概に「合成界面活性剤」だからといってダメと言うわけでもないのですね
使われている成分をよく見て自分にあったものを使っていきましょう
over
コメント